当事者部門

「私たちの絆」 青木 弥生

(注)応募時に無題だった作品は、作文コンテストのテーマである「私たちの絆」をタイトルとしています

今年の春先、コロナという恐怖の中、娘の通所先と相談をしてステイホームを決めた矢先、ワタシの腰が悲鳴を上げました。

重心のかわいい娘はじわじわ体重を増やしていて、すでに40キロを超えていました。
なのに、ワタシったら移動、お風呂等全てのことをサービス等いっさい使うことなく過ごしていました。他の人には任せておけないわ。だってワタシの子だし、ワタシはお母さんだもの。ってなーんでも1人でやっていました。

しかーし、腰の悲鳴と共にワタシはポンコツになり、娘のオムツ交換さえモタモタしてしまい、動くことすらままならず。でもボーっとしていてもなんの解決にもならないので、まず計画相談の相談員さんにSOSの電話をして、娘のお風呂、ベット、リフターの相談をしました。

その結果、、3日後には初めての入浴サービスが始まりました。かなりの不安はありましたが、なんせ、ポンコツのワタシだったのでお任せするしかありませんでした。

娘も、きっと不安だろうな、ごめんね一緒にお風呂に入れなくてって思っていたのに。スタッフの方たちに、たくさん話しかけられて、優しく接してもらっていたら、うちの娘、楽しんでいました。さすがプロ集団。脱帽です。

同時進行
で、福祉車両、ベット、リフター、スロープ設置等たくさんの方々に、助けていただき、整いました。コロナ禍で最小限の人数でとの配慮もいただき、まさに、少数精鋭部隊でした。そんな最中、外出できない、知らない人は来る、緊張の連続だろうし、体調崩してしまったらどーしよーと、娘には申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、外出できないなら家の中にあるもので、また、着いたばかりのリフターで足をぶらぶらして楽しんでいたり、知らない人にもちゃんと笑顔を振りまいて、ご挨拶してみたり、体調崩してしまうことなく、ステイホームを嘆くどころか、遊びたいときにさんざん遊び、眠くなったら、知らん顔してぐーぐー寝てと、謳歌しているように見えました。

まさに、謝ってばかりのワタシでしたが、娘に教えてもらった感じでした。いつのまにかすっかり強く逞しく育っていたことに驚きましたが、頼もしくもあり、寂しくもありました。

いまでは、感染対策をしっかりしてお休みしていた通所にも毎日元気もりもりで通い、入浴サービスの日はニコニコしながら楽しく入浴させてもらい、帰る頃にはションボリしてお見送りし、スタッフさんの後ろ髪を引いてます。ワタシもベットやリフター、福祉車両を駆使して腰を楽させてもらってます。
今後もいろいろな方々に相談し、たくさんのことを教えてもらいながら、強く逞しい娘を見ていきたいと思っております。

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