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「私たちの絆~コロナ時代の今、あなたに教えてもらったこと~」 りん

2020年になってから、誰も予想もしていなかった状況に世界は陥った。コロナウイルスという未知のものが現れ、世界に多くの影響を及ぼした。日本では、学生が約二ヶ月学校に通うことができなくなったり、多くの社会人が職を失ってしまったり、経済が止まってしまったりと様々な影響を受けた。外国では、ロックダウンされた国も多く、二ヶ月間家に籠ることしかできない人もいた。このように、世界中に影響を与えた恐ろしいコロナウイルスだが、そのせいで起きた自粛期間で気付かされることがいくつかあった。

一つ目は、身近な人に簡単に会えなくなり、その人たちの大切さがわかった。例えば、祖父母だ。私の祖父母は同じ県に住んでいるが、もし私がウイルスを持っていて、移してしまったらという可能性を考えて会うことができなかった。いつもなら気軽に訪れていたが、状況が変わってしまい、もしこのまま会うことができなかったらどうしようと不安が募った。
友達もそうだ。学校でいつもたわいもない話をしている友達と、二ヶ月も会えないとなるととても寂しかった。この離れた期間で、私はどれだけ友達に支えられているのかを気づくことができた。

二つ目は、国際協力の大切さだ。コロナウイルスが発生してから、ロックダウンする国も多く、輸出輸入のシステムが一時的に途切れ、食材不足が起こった国があった。こういった危機的状況こそ助け合わなければいけない時だが、アメリカと中国はトランプ氏の発言で国同士がとても揉めていた。それは、コロナウイルスのことを「チャイニーズウイルス」とテレビであえて発言したことだ。確かに、中国から来たウイルスであったため、あながち間違ってはいない。
だが、それに怒った中国は反発するように「アメリカからきたウイルスである」と発言をした。お互いが反発し合うように揉め合い、国の関係は悪くなるばかりだった。今後は、こういったことが起こらないように危機的状況だからこそお互いのために協力し合う力が必要だなと感じた。

このように、コロナウイルスの発生で経済問題や教育問題、環境問題などたくさんの問題が起きたが、自粛期間を通して気付かされることがあった。逆にそれが起きなかったら、私たちは身近な人の大切さや国際協力の大切さに気づくことができなかったかもしれないのである。

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