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「私たちの絆~コロナ時代の今、あなたに教えてもらったこと~」 金子 葉奈

私は今、高校三年生です。世界中でこの春から本格的に流行し始め、今もなお流行が続いているコロナによって、私の思い描いていた高校三年生の生活は送れなくなりました。そして私は特に部活面で辛い思いをしてきました。

私は高校の部活で、ラクロス部に所属していて、最終的には9月に引退をしました。私たちの学校のラクロス部は毎年全国大会に出場していて、昨年は先輩たちの全国でプレーするかっこいい姿を見て、全国大会でプレーすることに対してとても憧れを持っていました。私たちの代になり、全国大会で勝利することを目標に、指導者の先生がいないながらにも自分たちで一生懸命考え、毎日の練習に全力で取り組んでいました。そして11月の関西大会では準優勝を果たし、3月の全国大会に向けてより一層練習に励み、全国大会を待ち望んでいました。

しかし、コロナによってその全国大会は中止になってしまいました。それに続いて、引退試合の5月の関西大会も中止になってしまいました。毎日していた練習はなんのためだったのか。なんで私たちの代だけこんなにつらい思いをしなくてはならないのか。当時はそんな風にしか考えられませんでした。

しかし、コロナがなかったらこんなに関係が深まらなかっただろうなと思う人がいます。それは、今年の春から私たちの高校に赴任し、ラクロス部の顧問になった一人の先生です。先生は大学時代ラクロス部に所属していて、自分自身もプレーが上手く、教え方も上手です。今まで部活でしっかり指導してくれる先生がいなかったため、とても嬉しかったですし、実際に実力もすごく上がりました。コロナが原因でなくなった関西大会の代わりに、夏休み明けの9月に交流戦という形で試合が行われることになり、打倒ライバル校ということで、毎日暑い中先生とチームメイトと一緒に練習に励みました。

私にとってその練習はとてもしんどく、辛いものでした。しかし、先生が一生懸命指導してくれる分、チームの士気も上がりました。試合結果は自分たちの思い描いていた通りにはなりませんでした。しかし、夏休みの先生の指導を通して、様々なことを学ぶことができました。

今辛くてもいつかは必ず自分のプラスになることがある。その言葉を胸に、これからも生きていきたいです。今振り返ると、先生と出会えて一緒に本当は過ごせなかったはずの濃い時間を過ごせたことは、コロナが私にもたらしたプラスのことでした。

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