当事者部門

「やさしい言葉の輪を」 安慶名 美月

「お前、こんなところで間違うなんて、しょうがいだろう。」

皆さんは、こんな言葉を聞いた事はありませんか?その時どんな気持ちになりましたか。
私の妹は、心ぞうが悪く、生まれつきしょうがいを持って生まれてきました。

でも、私と同じ様にごはんを食べます。家族でテレビを見て笑ったりします。学校にも行きます。休みの日は、学校で出かけたりして皆さんと同じ様に、ふつうに生活をしています。
少し違うのは、食べ物を食べる時に、えいようチューブが必要な事です。また、呼吸をしやすくするために、気管切開という手術を行ったため、のどに穴が開いています。それと、移動する時に車イスが必要な事です。

いろいろと不自由のある妹ですが、歩くリハビリや、食べるリハビリを毎日がんばっています。

がんばり屋の妹ですが、時々つらそうな時があります。そんな時私は、妹と代わってあげられたらいいのに・・・と思います。私は手じゅつにたえ、リハビリをがんばる妹をすごく強いと思っています。私の自まんのかわいい妹です。

それなのに、「しょうがいだろう」なんて聞くと、私はむねが苦しくなるのです。がんばっている妹の姿を思い出すと、とても悲しくなるのです。しょうがい者をからかったりバカにしているように感じるからです。

でも、しょうがいを持ってる人は、不自由な事だけでは、無いのです。周りの人のやさしさを、いっぱいもらうことができるのです。

私の妹も、たくさんの人達に助けられてきました。助けられてきたのは、妹だけではありません。私達家族も多くのやさしさにふれる機会がありました。

「大丈夫ですか。」
「にもつお持ちしましょうか。」
「何か手伝える事はありませんか。」
などと声をかけてもらうことが多いのです。

そんな時私は、とってもうれしいし、たすけてくれた人が、とってもステキな人だなと思えるのです。

私の母はしょうがいについて、
「しょうがいじゃなくて、苦手なんだよ。だれにでもとくいな事と苦手な事があるでしょう?それと同じだよ」

私も本当にそうだと思います。私は、おしゃべりと歌がとくいです。でも漢字や算数は苦手です。妹の様に苦手な物を練習して、できるようにしたいです。

また、私達にやさしい言葉をかけてくれだ人の様にやさしい言葉を自然に出せる様にしたいです。

皆さんも、家族や友達、周りの人達にやさしい言葉をかけられるようにしてみませんか。
言葉は、一度口から出してしまうと、消す事ができません。もしもだれかをきずつけてしまう言葉を使ってしまったと感じたら、すぐにあやまりましょう。

私は、この世界中にやさしい言葉を使う人が増えるとうれしいし、今よりももっと、学校に行くのがたのしくなると思います。私はこの世界中にやさしい言葉を広めていきたいです。いっしょに広げていきませんか?

「やさしい言葉の輪」を・・・

この作文は、障がい児の姉が、小学5年生の時に学校の意見文で書いた作品です。
妹のためにいっしょうけんめい書いた作品なので、たくさんの方にぜひ読んで頂きたくて、応募しました。

美月の母

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