当事者部門

「妻の事故」 東予稲村

平成9年11月10日、買い物中の妻は信号無視した10トンダンプと衝突した。

怪我は頭骸骨骨折と脳挫傷だった。8日の意識不明が続いたが生還した。欲月、津骸骨の代わりにセラミックを入れて、翌年の2月退院してきたが、人格が変わっていた。動く時はトイレと食事だけで、会話は全くなかった。

助かって良かったと当初は思ったが、妻には悪かったが、このままあの世へ行ってくれれば、楽だったと思った事もあった。

しかし、必死に対応したお陰で、10月の中旬から台所に立つようになった。だが、左半身の麻痺は軽度になったが、知的障害は改善されなかった。しかし、妻が生きてくれた事に感謝していた。

家庭の中での私は、大げさに声を出し笑っていた。そして、翌年の春から知的障害も改善の方向に向かったが、有るところまで行ったが、それ以後は効果はなかった。だが、現在の妻は声を出して笑っている。私は幸福である。

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