当事者部門

「教えてくれてありがとう」 斉藤 恵子

私には息子が2人います。
長男が年長さんの時、次男が生まれました。
お兄ちゃんは、弟が出来ることが嬉しくて嬉しくて、楽しみで仕方なかった。

ところがこの次男。
お腹に腹水がたまっていて、予定日
より5週間も早く、緊急帝王切開で出すことになってしまった。
生まれてみたら、ダウン症。
お腹の腹水は、小腸閉鎖で破裂寸前。
呼吸もなく、すぐさま人工呼吸器。
それともう1つ。一過性骨髄異常増殖症。聞いた事もないし、どうしていいか分からない。

楽しみにしていたお兄ちゃんとは、ガラス越しで会えたのもずっと先。
とにかく呼吸が弱く、裸で管が沢山着いて、わたしですら抱っこも出来ない。
サチュレーションが気になって気になって、小腸の手術もして、輸血もしたり、結局2か月半入院した。
退院したのは、お兄ちゃんの小学校の入学式前日。
ベットがいっぱいで押し出される形での退院。
1番喜んだのは、初めてやっと会えたお兄ちゃん。自分の入学式どころではない。
ニコニコニコニコ、私はその顔を見ている時は、何の不安も感じなかった。

退院後の次男の通院は毎週。
小腸の働きがなんとかなるまで、朝晩の浣腸をしながら、とても大変だったが、1歳の誕生日の直前まで、何とか家で過ごせていた。

が、 肺炎を起こし入院。病院で誕生日を迎え、ということは、2日違いのお兄ちゃんの誕生日も出来なかった。

そらから毎日、ぜんそくになったことで
朝晩の吸入が加わり、3年続けてお誕生会は出来ませんでした。

しかし、そんな次男も段々強くなり、いまでは皆勤賞になるまでに成長しました。
今でも弟が大好きな長男。
弟が持ってきた障害と病気は、私たちに色々な事を考えさせ、教えてくれて、ありがとうと言いたいです!

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